本記事は、クセ毛でブリーチをしてしまって悩んでいる方に向けて書いています。
縮毛矯正をかけたいけれど、他店で断られてブログを見てご来店してくれる方が非常に増えています。それだけブリーチ毛に縮毛矯正という技術は難しいです。
基本ブリーチ毛に対して縮毛矯正をやることはおすすめしませんし、縮毛矯正をかけた毛にブリーチもおすすめしません。
ただ、知らずにブリーチをしてしまって縮毛矯正を断られた方に何とかしてあげたいと思っています。(カウンセリングをしているとこのケースが圧倒的に多いです)
本日は、ブリーチをしている毛に対して縮毛矯正をしたい方向けに記事を書いています。
気になる方は、ぜひお読みくださいね!!
縮毛矯正とブリーチではダメージの種類が違います
縮毛矯正をした時のダメージは主に3つです。
- アルカリ剤による髪へのダメージ
- 縮毛矯正剤、パーマ剤の酸化不足の為、毛の結合不足によるダメージ
- 縮毛矯正のアイロン熱による髪へのダメージ
ブリーチをした時の髪へのダメージは主に2つです。
- アルカリ剤による髪へのダメージ
- メラニン色素の蛋白質の分解
です。
アルカリ剤によるダメージは共通していますが、基本ダメージの種類が違います。
では、もう少し詳しく一つ一つを見ていきます。
アルカリ剤による髪へのダメージ
こちらは縮毛矯正もブリーチ(カラー)も共通のダメージです。詳しく書くと膨大な文字数になるので、出来るだけ簡単に書くと、毛に薬を浸透させていくのに使う為に入っています。
毛の表面を開かせて薬が入りやすい状態を作ります。
また、髪を軟化(柔らかくする)する作用もあります。
髪は、基本等電帯(とうでんたい)といってPHが4~6ぐらいになります。この領域が髪が一番強固で安定している領域です。縮毛矯正剤やパーマ剤、カラー剤、ブリーチ剤などを塗布すると髪がアルカリに傾き、不安定になり髪に薬が浸透しやすくなります。
反面、ダメージを受けやすい状態になります。(もう一つアルカリ度の話しもありますが、難しい話しになるので、省略します)
対策は、施術終了後にPHを等電帯まで戻してあげるようにします。
縮毛矯正剤、パーマ剤の酸化不足の為、毛の結合不足によるダメージ
縮毛矯正やパーマは、一液が還元剤(髪の結合を切る)で二液が酸化剤(結合をつなげる薬)です。
一液で切った結合が何らかの理由で、つながらない場合(混合ジスルフィド結合)やアルカリ剤や他の物質とつながってしまった場合(ランチオニン結合)などは、毛自体が不安定になり、ダメージにつながってしまいます。
対策はしっかりまんべんなく二液をつけて出来るだけ酸化させます。
縮毛矯正の工程のアイロン熱によるダメージ
一液を流して、乾かしてストレートアイロンをかけていきますが、その時毛はアルカリに傾いているので、不安定な状態です。
ストレートアイロンとしていくと熱によるダメージが出ていまいます。
対策としては、熱から髪を保護してくれる物をつけてからアイロンが良いです。↓↓↓
ブリーチ、カラーのよるメラニン色素の蛋白質の分解
縮毛矯正やパーマと違って、切ってつなげる工程ではなくメラニン色素(毛のタンパク質の一つです)の分解、消失です。
しかもブリーチの方が漂白力がカラーに比べて何倍も強く、より髪の色を明るくしてくれます。
反面、ダメージになりやすく縮毛矯正やパーマ系と併用をおすすめ出来ません。
対策としては、ジカルボン酸などの髪の強化してくれる物でケアしながらブリーチすれば、ダメージをおさえることが出来ます。
ブリーチ毛に縮毛矯正は非常に危険な技術
上記で書いた通り、ダメージも出やすい技術でダメージの性質も違う為、ビビり毛(毛がチリチリなる)や最悪断毛の恐れもあります。
この事を認識した上で、信頼出来る美容師さんに相談してしてみてください。
佐々木的には、出来る場合、出来ない場合があります。また、出来たとしても少し癖の伸びが甘い場合もあります。(なるべく綺麗にしますが)カウンセリングは0円なので、悩んでいるのであれば、来てみて下さい。
(下記のLINEやお問い合わせページからメールでも受付ます。)
ブリーチ毛に縮毛矯正をかけています。↓↓↓