ハイトーンカラー(明るめの髪)に縮毛矯正をかける時もきちんと処理しながら、縮毛矯正をかけなければ、髪がダメージしてしまう可能性があります。
本記事はカラーを繰り返している髪に縮毛矯正をかけたい方を対象にして書いています。
カラーを繰り返している方の髪の状態はどんな感じ!?
カラーは主に、メラニン色素という髪のタンパク質の分解をしています。
メラニン色素は、ユー(ユウ)メラニンとフィオメラニンという2つのメラニン色素があります。日本人の髪にはユーメラニンが多く、黒髪を形成しています。これをカラー剤やブリーチ剤で脱色することにより、髪を明るくすることが出来ます。
しかし、髪のタンパク質を削ることで髪本来の状態では無くなっていくために、ダメージにつながっていきます。
ここにパーマ(縮毛矯正)をするとカラーと違うダメージが髪に積もっていくためにハイダメージにつながっていくのです。
ホームカラーもしている髪はダメージが強い!?
今回のお客様は、ホームカラーをしている履歴もあるため、見た目以上にダメージしている可能性もあります。
ホームカラーは誰にでも綺麗に染まるように設計されているため、強いアルカリ剤を入れていることが多いです。
また、値段もお手頃に買えるため、トリートメント剤も最低限の物がカラー剤に入っていることが多いです。
上記の理由からホームカラーをしている髪に縮毛矯正をやる時は細心の注意が必要になります。
ハイトーン(明るめ)の髪やホームカラーをしてある髪の対処方法
ハイトーン(明るめ)の髪やホームカラーをしてある髪に、縮毛矯正をかける場合の対処方法は、2つです。
- ジカルボン酸などの髪の補強をしてくれるトリートメント剤を使う
- 薬のパワーを調節して傷まないように処理していく
です。
では、今回施術した方法を公開していきます。
ハイトーン(明るめ)の髪に縮毛矯正をする前の状態
髪の状態は、ダメージしている状態です。しっかりと髪を補強しながらかけていきます。
1剤の中にジカルボン酸を5%混入。ジカルボン酸は、酸度もあるのでアルカリを中和する役割もあります。(この辺の話しは、美容師さん向けです)
時間は、15分置いて時々髪の状態をチェックします。
中間処理は、熱からの保護と手触り改善をメイン
1度流してドライします。乾かした後に特殊なトリートメントをつけて、熱からの保護、手触り改善、ツヤが出るようにします。
アイロンワークは、しっかりと熱を置くようにかけていきます。
もちろんツインブラシを使っていきます。
かけ終わったら、2液をつけて終了です。
ハイトーン(明るめ)の髪に縮毛矯正をかけた後の髪
動画だとこんな感じです↓↓↓
ダメージも少なく綺麗にかけることが出来ました。綺麗にかけておくと良いことが1つあります。
次回に縮毛矯正をかける時に、最小限のダメージでかけておくことで、より髪が綺麗になっていきます。
縮毛矯正は、その日の仕上がりはもちろんのこと、半年後、一年後も考慮してかけることが大切です。
なるべくダメージの出ない縮毛矯正を心がけています。
ハイトーン(明るめ)の髪に縮毛矯正をかける時のまとめ
髪の状態の見極め、薬の選定、髪へのトリートメント成分の補強、この3つが大切になります。
いつも綺麗な髪でいられるようにお手伝いさせていただきます。
ご来店いただきありがとうございました。また、お待ちしています☆